6月16日、住友ビル33階の平和祈念展示資料館を、ユニオン9条の会の仲間12人でフィールドワークの一環として訪問しました。
資料館には、戦争での人々の苦労を示す様々な資料が展示されていました。戦争を知らない私は、親や小学校の担任から戦場やシベリア抑留の断片的な話は聞いていましたが、ここではっきりと見ることができました。
兵士コーナーでは、初めて赤紙を見ました。正式には臨時召集令状といいます。41歳の石橋武典さんも招集され入営をめざしました。しかし、出撃に間に合わず、部隊の船は撃沈されて奇しくも生き残ったそうです。
こうした人達は補充兵と呼ばれ苦労したと、父から聞いた事があります。60万人とも言われるシベリア抑留での過酷な労働のため、何人生きのびたのでしょうか。
引き揚げコーナーでは、帰国時の困難な様子が展示されていました。女性、老人、子供だけの逃避行は悲惨を極めたようで、悪質なソ連兵による暴行、略奪で、飢えと恐怖や不安の日々を送った、とあります。私が育った品川区武蔵小山商店街からの満州開拓団もそうした中で全滅したのかもしれません。
最後に特攻隊の生き残りの上野さんが語り部となって、お話会で貴重な体験談を伺いました。70年以上も前の事を事細かに覚えている事に驚かされました。赤裸々に思いを語るその唇はわずかに震えて見えました。
戦争は人を人とも思わず、まるで物のように扱います。あってはならないことです。こうした事実を子や孫に伝承するため長く展示して欲しいものです。【菅谷義和記】

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